日連アルプスを歩く

ぐずついた天気が多かった9月が終わり、久しぶりに晴れ間がのぞいた10月の2日。藤野の南側、日連アルプスと呼ばれる日連金剛山から宝山までのんびり歩いてきました。(2016年10月2日)

藤野駅前の国道20号を左折して、少し先の日連入口の信号から相模川に下ります。日連大橋の向こうに日連アルプスが望めます。右端がこれから登る日連金剛山。

img_1364
日連アルプスの全容

駅から20分ほど歩いて鳥居の建つ登山口に着きました。

img_2646
登山口

しばらくは植林のジグザグ道を登ります。古くからの信仰の山らしく、所々に丁目石が置かれています。

img_2650
信仰の道をうかがわせる

十六丁目で北面が開けると、眼下には藤野の市街地が広がり、かなたに陣馬山や連行山が見えてきました。

img_2655
藤野市街を望む

岩気味の急登を少しこなせば、小祠の建つ日連金剛山の山頂(410m)。小祠の脇の由緒書きによれば天保時代からの信仰の山だそうです。

img_2656
祠の建つ金剛山

道中安全を祈願したら次の峰山に向かいます。緩やかな尾根を下り、すこし登り返しすと峰山への分岐。左へ1分も歩かないうちに峰山(日連峰山423m)に山頂。

img_2660
峰山からの大パノラマ

今回のコースで一番眺めがよく、お昼ならお弁当に好適な場所です。左手から扇山、権現山、生藤山、連行山、三国山あたりが望めます。さらに奥に進んで八坂山に立ち寄りました。ここから麓の杉地区に下山できるようです。

元のルートに引き返し、尾根道をゆるゆる下ると杉峠。ここを斜め左に進めば日連山、宝山に向かいますが、鉢岡山に立ち寄るため右に鋭角に折れて進みます。

img_2664
杉峠の四辻
img_2665
この辺りにも出没するようだ

峰山から下ってきた尾根の左の斜面をトラバースしている道を少し進むと新和田峠。峠の脇には民家があり、右から上がってきた舗装道もここで終点です。こから先は尾根筋の林道を進みます。

img_2669
建てかけの小屋

高圧鉄塔を過ぎると建てかけの小屋があります。だんだんと林道の幅が狭まってきました。林道も終わりか、というあたりに路肩から転落した朽ちたレガシィツーリングワゴンがあります。

img_2671
いつから放置されているのか

その先で林道は終わり山道になります。山道に入ると右手の展望が開け、どんどん高度を上げていきます。山頂直下のひどいヤブを掻き分けひと登りすると、電波塔の建つ鉢岡山(460m)山頂。藤野十五名山標識と並んで「鉢岡山烽火台跡」の標柱がありますが、あまり訪れる人も無いようでした。

img_2674
草茫々の鉢岡山

山頂標識の左に踏み跡があるのでそこを下っていくと途中で来た道と合流しました。来た道を引き返し杉峠に戻って来ました。鉢岡山までは往復40分です。日連山方面に進むとすぐに祠と「宝ノ峰」とある古い指導標があります。

img_2678
道標は宝山ではなく宝ノ峰とある

自然林の気持ちの良い尾根道を少し登って日連山。尾根上の静かな小ピークですが見晴らしはありません。

img_2680
日連山

さらに心地よい尾根道を数分歩くと三角点のある宝山(374m)。ここも木々に遮られて見晴らしもないので早々に下山します。

img_2683
宝山

下りはかなり傾斜が急です。途中からはトラロープも出てきます。ようやく金剛山から始まる山稜の東の端に到着。ここに「宝山・日連山」への入口と日連集落を示す指導標がありました。

img_2685
ロープに助けられながら下り立った

ここからは山腹を巻くように幅の広い道になりますが、やがて沢筋に沿ってやや不明瞭な道となります。最後に木橋を渡ると登山口となる住宅の脇に出ましたが、ここにはそれを示す案内標識はありませんでした。

img_2689
電柱の右から出てきた

日連神社の社の屋根を目印に集落の中を下っていきます。神社脇の民家の庭先には沢から引いた水道があり、ここで顔を洗わしてもらいました。境内でお弁当。車道を相模湖へと下り、勝頼橋で対岸に渡り20号を歩いて相模湖駅まで歩き、かどやで一人反省会の後帰路に着きました。

img_2691
清々しく掃き清められた日連神社

(コースの記録)
藤野駅10:05~金剛山登山口10:30~10:56金剛山11:05~峰山11:11~八坂山11:23~峰峠11:36~鉢岡山11:57~峰峠12:12~日連山12:25~宝山12:33~住宅脇登山口13:01~13:11日連神社14:00~14:45相模湖駅

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください