万六尾根を再訪

もう9年前になる初夏に歩いた万六尾根。むせるような瑞々しい緑の中、露でズボンが濡れるのも心地よく歩いたことが思い出されます。今度は、木々が葉を落とした晩秋に歩いてみたくなり再訪することにしました。(2018.11.24)

武蔵五日市駅からバスに乗り柏木野で降ります。紅葉の季節には少し遅いのか数馬に向かう乗客はまばらでした。東屋づくりのバス停で身支度を整えて出発します。

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連行峰へ標識


バス停の少し先、連行峰を示す小さな標識から南秋川に下ります。小橋で対岸に渡るとすぐにジグザグ急坂が始まります。やがて傾斜が緩み植林の中を緩々と登っていきます。

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南秋川を渡る

緩い登りはすぐに終わり屏風のように立ちはだかった斜面をジグザグに登っていきます。前回ここでヤマアジサイの露に悩まされたことが思い出されます。登り切って道標に従って左に進みます。

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屏風を登り切る

クネクネと曲がりながら尾根を登っていくと、周りは自然林に変わり明るく気持ちの良い道となります。

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気持ち良い自然林
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色づいた木々

道はやがて万六の頭を巻くように斜面の中腹を進み、ふたたび尾根の上にあがると連行峰を指す道標があります。前回はパスした万六の頭はこの道標からV字に戻るように登ります。

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万六の頭の目印

しっかりついた踏み跡を頼りにしばらく登った緩いピークが万六の頭(883m)の頂上です。木には手製の看板が掛かっていました。ここで小休止してから元の道に戻ります。

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踏み跡をたどる
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万六の頭

両側はふたたび見通しのない植林となり、アップダウンの少ない道をどんどん進みます。作業道分岐からしばらく進んで、ピーク感がない湯場の頭(927m)を過ぎやや西に向きを変えると左下に工事中の林道が現れました。

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作業道の分岐
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湯葉の頭(だと思う)

林道はすぐに離れ、だんだんと傾斜がきつくなります。笹が深く生い茂る間を進み、木に捕まりながら急坂を登りきると連行峰に到着しました。

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連行峰

誰とも会うことのなかった静かな山歩きもここで終わり、多くのハイカーの行き交う武相境界尾根を西に向かいます。茅丸と生藤山は巻いて三国山から一旦軍刀利山で神社にお参りしてから、ふたたび三国山に戻ってお弁当にします。

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軍刀利山から
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三国山もひっそり

いつも賑やかなベンチは今日は誰もいません。のんびりとした時間を過ごしたあとは佐野川峠へ下り、軍刀利神社の分岐を右折、荒れてヤブ気味となった道を下って御霊バス停に下山しました。

(コースの記録)
柏木野バス停09:35~万六の頭10:50~作業道標識11:15~湯場の頭11:25~連行峰11:50~三国山12:25〜軍刀利山12:40~三国山12:55(お昼)13:25~佐野川峠13;40~軍刀利神社分岐13:47~御霊バス停14:27

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