笹尾根、日原峠から三国山へ

お正月三が日の明けた土曜日、久しぶりに笹尾根を訪れ、日原峠から三国山まで歩いてきました。(2019.1.5土)

日中は3月上旬の暖かさになるとの予報でしたが、朝の上野原駅はまだ底冷えのする寒さです。少々薄手にした服装を後悔しつつ08時32分発の飯尾行きのバスに乗り込みました。シーズンともなれば鶴峠や松姫峠までハイカーを運ぶバスも今の時季は飯尾までとあって乗客もごくわずかです。

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日原本光寺から棡原を見渡す

新山王橋バス停で降り、道路の反対側の土手についた道を上がると廃校となった棡原小学校の運動場脇に出ます。集落の中を直線に上がっていき本光寺の境内で身支度を整えました。お寺から道は二手に分かれ、右は雨乞池を通るコースへ続きますが、今日は日原登山口から登るので左に進みます。

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日原登山口

日原登山道は昔ながらの峠道だけあってジグザグが絶妙につけられて実に歩きやすい道です。欠けた馬頭尊から一登りで雨乞池からの道を合わせて緩やかな尾根道を進みます。

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実に歩きやすい

ほとんど傾斜を感じさせない自然林の明るい道を行くとやがて植林帯に入り、道しるべのお結び型の馬頭尊仏を過ぎればほどなく日原峠に着きました。古くから峠越えの旅人を見守ってきたお地蔵様が佇み峠の中の峠といった趣があります。

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峠の旅人を見守る

ここから目指す三国山まで笹尾根を縦走します。せっかく稼いだ高度をだらだらと下って再び登り返し、さらに二度三度アップダウンを繰り返してようやく浅間峠に到着。出発してから約2時間歩き通しなのでここで小休止します。

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浅間峠

冬枯れの笹尾根を再び進みます。緩やかだったと記憶していた道は、実はほとんど巻き道のないアップダウンの連続で相当堪えます。浅間峠から小1時間、乳酸の溜まりに溜まった脚で木段を上がってやっとの思いで熊倉山に着きました。

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熊倉山山頂

先客のいない静かな山頂で一服。さらに歩を進めて軍刀利山を越え、ようやく三国山に到着しました。いつもは団体さんでにぎわう山頂も、お昼時を過ぎて閑散としています。テーブルでゆっくりとしたお昼ご飯ができました。

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ひっそりとした三国山

下山は山頂直下の分岐から軍刀利社奥の院に向かいます。植林帯のジグザグを急降下し、あっというまに奥の院まで下りました。ご神木の大桂の樹は由緒書きによると縁結びのご利益があるとか。愛娘の良縁をお願いし、下の里宮をお参りして井戸バス停へと下山しました。

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軍刀利神社奥の院の大桂

(コースの記録)
新山王橋バス停08:55~09:20日原本光寺09:30~登山道入口09:45~雨乞池コース分岐10:18~馬頭尊仏10:29~日原峠10:39~11:16浅間峠11:35~12:20熊倉山12:35~軍刀利山12:48~13:00三国山14:00~軍刀利神社分岐14:05~14:30奥の院14:40~14:50軍刀利神社15:00~井戸バス停

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